人気の市松模様 込められた意味
人気の市松模様 込められた意味
空前の鬼滅の刃ブームで、注目を集めている登場人物たちの衣装の柄、『市松模様』。
市松模様は、日本では昔からさまざまなモノの意匠模様に使われてきました。古くは埴輪の服の柄にも見られることから、古代から人気だったのではないでしょうか。
♠「市松」という名前の由来
市松模様は、「石畳」や 「霰」などとも呼ばれることもありますが、市松と呼ばれるようになったのは江戸時代中期。
人気歌舞伎役者の佐野川市松が、舞台衣装で白と紺を色違いに並べた模様の袴を身につけて登場し、当時の女性の間で大人気になったことからと言われています。
その時には、斬新な色の組み合わせに映ったのでしょうね。
♠現代の市松模様
今では、色々な色の組み合わせの市松模様が使われています。
特に有名なのがルイ・ヴィトン定番人気柄のひとつ「ダミエ(Damier)」ライン。
日本の市松模様にインスピレーションを受けていると言われています。ブラウンの濃淡で、落ち着いた市松模様ですね。
また、2020東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムのモチーフとしても使われています。
今、大人気の「鬼滅の刃」の登場人物の衣装では、黒と緑の組み合わせの柄の羽織や白と赤の組み合わせの帯などにも使われて大人気を博しています。
衣装を真似て制作、コスプレを楽しんでいらっしゃる方がいっぱいですね。
♠「市松模様」に込められた意味
古くから使われているこの「市松模様」は正方形・長方形が上下左右に途切れることなく終わりのないイメージなため、「永遠」や「発展」、「繁栄」の意味を持っています。
「鬼滅の刃」の原作者の方も、いろんな思いを込めて柄や色合わせといったものをお考えになったのではないでしょうか。
♠商標登録
集英社は6月24日付けで、「鬼滅の刃」に登場するデザインの商標を出願したことが明らかになった。
商標出願された「鬼滅の刃」に関連するデザインは合計で6種類。主に作中に登場するキャラクターたちが身につける羽織の柄となっており、主人公の竈門炭治郎のトレードマークともいえる黒と緑の柄や、竈門禰豆子のピンク色の柄、我妻善逸の黄色に白い三角形がデザインされた柄など6つが出願されている。
中国の多数の企業から、無断で商品を売り出す可能性があるらしく、それを阻止するためになされたようです。
昔からよく使われる柄の商標登録が認められるのか?という疑問が浮かびました。
私の調べ方が甘いのか、出願された後の情報は、確認できませんでした。
♠こぎん刺しの市松
私がしているこぎん刺しでも、市松模様はあります。
鬼滅の刃にあやかって、黒と緑で作ってみました。
上は、ヘアゴム。下側のはバレッタです。
ちょっとビーズをあしらってみました。
市松模様は単純なので、初心者の方でも気軽に始められる柄です。
これを機会に、こぎん刺しを始めてみませんか?
仕立て方や、色を変えるとこんなものもできますよ。^_^
ソウタシエ・コスチュームジュエリーと和装小物の店|こまもの屋 結衣
こまもの屋「結衣」では、かつて和裁士をしていたオーナーの経験や感性を活かして、和装をより気軽におしゃれに楽しんでいただけるように、あるとちょっといいなと思って仕入した小物と、オーナー自身のハンドメイドの帯留めなどを販売させていただいております。
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