アオザイと着物
アオザイと着物
ジャンルにこだわらず、いろんなものに挑戦してクリエイト活動をしている元和裁士のこまもの屋 結衣の主人(あるじ)です。
上の真っ赤なところにキラキラのお花の絵が描いてあるものは、私がベトナムの着物工場でアドバイザーをしていたときに、工場のワーカー数人がお金を出し合って私にプレゼントしてくれたアオザイの生地です。
たまたま、新型コロナのおかげであちこち片付けをしていた時に、クローゼットに仕舞い込んでいた、この真っ赤なアオザイの生地が出てきました。
結局、プレゼントしてくれた生地は、アオザイの仕立てをしないまま、日本に生地を持って帰ってきました。
ベトナムのホーチミンという都市に当時の私の職場、着物工場があって、一度ホーチミンに行くと3ヶ月から半年、アドバイザーとして、指導や検品の仕事をしていました。
ホーチミンでの仕事が数ヶ月終わったら、大阪の事務所での仕事が数ヶ月。その繰り返しでした。
私がその仕事をしていたのが、今から二十数年前。いまだにその時のアオザイの生地を持っているなんて、なんと物持ちがいいんでしょう😆
当時は、生活するのにいろんなことがまだ今ほど整備されてなくて、停電もしばしば。台所の電気コンロで感電したこともあるし、日本より大きなゴキちゃんと格闘したり、泥棒に入られたり。色々しんどい思いもしましたけど、それが今では楽しかったよねって思い出されます。
このアオザイの生地を見て、ふと思ったのですが、(男性のベトナムの民族衣装はよく知りません。)ベトナムの女性用民族衣装『アオザイ』と日本の民族衣装の『着物』、真反対だなぁと。
チャイナドレスに似ていて、ウエストまでサイドスリットの入った上の服と、ズボンの一対で出来ているアオザイ。
『アオザイ』を作る時、めちゃめちゃ細かく採寸をして、自分の体にぴったりのものを作るんです。
ハイヒールを履いて採寸したら、そのハイヒールにぴったりのズボンの丈になっているので、他のヒールの高さの履物が履けない。上半身も同じく、ピッタリ。
ちょっとでも太ってしまったら、もうそのアオザイは着れなくなってしまいます。
逆に、太らないためには良いかもしれませんね。😄
そのアオザイを着れるのは、本人だけということになります。
それと比べて、着物はなんてざっくりの採寸箇所でしょう。
首の後ろのぐりぐりから手首のぐりぐりまでの長さ(裄:ゆき)とヒップと身長ぐらいでしょうか。
着物の長さは、女性はおはしょりというもので調節するので、少々の大きいものでも着ることが出来ます。逆に、短い丈のものを背の高い方が着るのは無理!っていうことはあります。
短い丈の着物に足し布をすれば、着ることが可能になるものもありますし、ついたけ(おはしょりなし)で着るという方法もあります。
身幅も、ざっくりなので少々の体型の変化には対応できるので、少々体重が増加しても心配はご無用。
ということは、本人でなくても着ることができるので、何代にもわたって引き継いで着ることができるのです。お婆さまからお母様、お母様からお子様、そしてお孫様へ。あるいは親戚やお友達へと引き継いで着ることができる、エコなものですね。
どちらにも良い点、良いとは言えない点があると思いますので、どちらが優れている劣っているとは言えません。
それぞれの風土にあっているからこそ根ざしている民族衣装。
それで現在まで残り、これからも引き継がれていくことでしょう。
久しぶりに、アオザイを見てベトナムでの日々を思い出し、ふと思ったことを綴ってみました。
新型コロナの流行がおさまって、海外旅行にも安心して行けるようになったら、またベトナムへも行きたいなぁと思っています。
昔、一緒にベトナムで仕事をしていた同僚達とホーチミンへの旅ができたら、もっと面白いだろうなぁ。😄
ソウタシエ・コスチュームジュエリーと和装小物の店|こまもの屋 結衣
こまもの屋「結衣」では、かつて和裁士をしていたオーナーの経験や感性を活かして、和装をより気軽におしゃれに楽しんでいただけるように、あるとちょっといいなと思って仕入した小物と、オーナー自身のハンドメイドの帯留めなどを販売させていただいております。
また、和装にこだわらず、ソウタシエやビーズ、ヴィンテージパーツを組み合わせたコスチュームジュエリーなどもお作りしています。
お気に入りのものが何かないか、探してみてください。
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