「かさや儀平」さんの組紐キットの糸で加賀指ぬき
「かさや儀平」さんの組紐キットの糸で加賀指ぬき
ジャンルにこだわらず、いろんなものに挑戦してクリエイト活動をしている元和裁士のこまもの屋 結衣の主人(あるじ)です。
先日の茶吉庵さんでの和み市でご一緒させていただいた、かさや儀平さんの組紐キットを使って加賀指ぬきをかがってみました。
かさや儀平さんは、幻になっている日本茜の色彩文化を今の世の中に広めたくて活動をされています。
和み市の時には、ハンカチなどを日本茜で染めるワークショップをされていました。
あいにく私はワークショップには参加しませんでしたが、とても素敵な色の組紐キットがあったので、購入させていただきました。
通常、絹の手縫糸を使って加賀指ぬきをかがるのですが、とても素敵な色合いの日本茜の糸をどうしても使ってみたくて。
組紐キットにセットされている糸も、絹糸ではあるのですが、本当は解かずにそのまま使うものなので、どうなるかワクワクと心配が交錯。
心配は吹っ飛び、出来上がりはとても温かみのあるものになりました。
こちらの指ぬき、ちょっとしたトライアルでもありました。
というのも、先日加賀指ぬきの制作をご依頼いただいたのですが、実際に指ぬきとして使いたいとのリクエストだったので、強度を出すため土台のすぐ上に極薄のシリコンシートを巻いてみました。
通常は、土台の上には真綿を巻きますが、今回は土台の上にシリコンシートを巻き、その上に真綿を巻いて作りました。
ちょっと真綿を巻きすぎたような感はありますが、強度としては太鼓判を押せる出来になりました。
実際に、他の指ぬきをかがるときに使ってみていますが、針が指ぬきを貫通などというようなことは全く起きていません。
ご依頼の指抜きを制作の時には、真綿をちょっと控えめにして作りたいと思います。
このところ、毎日のように加賀指ぬきをInstagramに投稿しているので、いろんな柄のものをご覧になってみてください。
ソウタシエ・コスチュームジュエリーと和装小物の店|こまもの屋 結衣
こまもの屋「結衣」では、かつて和裁士をしていたオーナーの経験や感性を活かして、和装をより気軽におしゃれに楽しんでいただけるように、あるとちょっといいなと思って仕入した小物と、オーナー自身のハンドメイドの帯留めなどを販売させていただいております。
また、和装にこだわらず、ソウタシエやビーズ、ヴィンテージパーツを組み合わせたコスチュームジュエリーなどもお作りしています。
お気に入りのものが何かないか、探してみてください。
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