こんなもの 作っています。
こんなもの 作っています。
去年から稼働している私の、こまもの屋 結衣のショップをご存知ない方に、ちょっとご紹介です。
お着物、特に普段着の着物(小紋・紬・浴衣・木綿のきもの など)を着る時に、ちょっと他の人とは違うおしゃれをしていただきたいなと思って、三分紐用の帯留や、髪飾り、帯飾りなどの小物をオリジナルで製造販売させていただいています。少しづつ、ご紹介させていただきます。本日は、「帯留」です。
帯留
細く平たい組紐を帯締めとして使用する際に、飾りをその紐に通しておしゃれをすることができます。その飾りを帯留と言います。
いろいろ面白い帯留が、巷では売られていますが、こまもの屋 結衣でお作りしている一例をご紹介します。
天然石を使った帯留
よく目にするサファイア・ルビーなどの宝石ではなく、いろいろな鉱石があります。面白い模様や、美しい色の天然石に帯留金具をつけて、製品にしています。
帯留として使うのに適度な大きさのものを選び、かつ、美しい色や模様のものに出会うと、それは唯一無二なもの。
人工的に作ったものではないため、似たようなものはあるにしても、全く同じ色・模様のものはありません。そんなところを楽しんでいただければと思っています。
写真は、クリソコラという石に、ワイヤーワークで帯留金具もデザインして付けています。他にも、サンゴが化石化した、フォシルコーラルを使ったものも、美しいです。
薩摩ボタンを使った帯留
1800年代から1900年代初頭、薩摩の国 鹿児島で作り、すべて海外へ輸出された薩摩ボタンという陶器のボタンをご存知でしょうか。
美しい模様が陶器に施されたボタンです。当時は、幕府に対抗するための軍資金を獲得するために作り始め、明治に入ってからは近代化のために政府が積極的に力を入れて外国に販売されたもののため、現在日本で取引されているのは、「里帰り品」と呼ばれる海外から戻ってきたものと、鹿児島で現代の女性作家さんが作られている復刻のもの。
どちらも貴重なお品です。金や色とりどりの色彩で彩られたもので、大変美しいものです。里帰り品でも、帯留に使用できる大きさのものはそれほどたくさんは出回っていません。最適な大きさで、かつ、美しい文様の薩摩ボタンにはそうそう出会えません。
写真は、藤の花が描かれた薩摩ボタンを帯留にしたもの。
すでに、お客様のもとへ行ってしまったものです。現在手元にある数点の薩摩ボタンを帯留に加工作業中です。
出来上がりましたら、またホームページにてご紹介します。
時々、海外のサイトなどで、薩摩ボタンを探してはいますが、なかなか帯留に適したものに出くわすのは難しいです。日本で出会える薩摩ボタンは、お値段が高くて・‥。
あるアンティークのイベントで、私個人用に取得した薩摩ボタンは、定価が4万円でした! もちろん里帰り品。
裏に作った窯元の銘が入ったもののため、希少価値があり、高いんだそうです。いつかそれも、商品になって旅立っていくのでしょうか?
帯留、まだまだ他にもご紹介したいものがありますので、次回以降に続きます。
おすすめ関連商品
天然石を使った帯留、薩摩ボタンを使った帯留以外に、チェコのビンテージガラスボタンを使ったものや、ビンテージのラインストーンボタンを加工して帯留にしたものなどをお作りしています。涼しげで、これからの暑いシーズンにぴったりな商品です。
また次回、そちらについてご紹介させていただきます。
関連情報
ソウタシエ・コスチュームジュエリーと和装小物の店|こまもの屋 結衣
こまもの屋「結衣」では、かつて和裁士をしていたオーナーの経験や感性を活かして、和装をより気軽におしゃれに楽しんでいただけるように、あるとちょっといいなと思って仕入した小物と、オーナー自身のハンドメイドの帯留めなどを販売させていただいております。
また、和装にこだわらず、ソウタシエやビーズ、ヴィンテージパーツを組み合わせたコスチュームジュエリーなどもお作りしています。
お気に入りのものが何かないか、探してみてください。
屋号 | こまもの屋 結衣 |
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住所 |
〒592-0002 大阪府高石市羽衣2丁目 |
電話番号 | 090-3624-3711 |
営業時間 |
10:00~17:00 定休日:土日・祝日 |
代表者名 | 春木 美恵 (ハルキ ミエ) |
shop@komamonoya-yui.com |