アップサイクルのピアス

 

ジャンルにこだわらず、いろんなものに挑戦してクリエイト活動をしている元和裁士のこまもの屋　結衣の主人(あるじ)です。

 

先日入手した、「KIMONO YARN」のクリーム色のものを使って、ピアスを作り、河堀口駅すぐのおまねき商店さん2階のショールーミングボックスへ展示してきました。

 

「KIMONO YARN」というのは、着られなくなった着物をほどいて、２センチほどの幅のバイアステープ状にカットしたもの。

 

箪笥の肥やしになっていたりする着物をリサイクルしたりということもありますが、擦り切れていたり、汚れがひどいものだったりすると、もう着物という形では使うことができません。

 

その「KIMONO YARN」がどんな状態のものから作られたのかまではわかりませんが、細幅になっているので、着物を違う形としてアップサイクルすることができます。

 

 

アップサイクルとは？

本来であれば捨てられるはずの廃棄物に、デザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせることで、別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせること。

 

 

元和裁士の私は、着物を縫うのを仕事にしていたせいか、

着物を着物以外の形に切ったりするということに少し抵抗があります。

 

着物をリフォームしてお洋服に仕立て直しをしたものは、素敵だなぁと思うものもあるのですが、自分ではどうしても着物にハサミを入れることに躊躇いを感じます。

 

でも、着られなくなった着物がそのままの形で着ないまま置いておかれるのは残念な思いもあります。

 

着られなくなった着物を何かの形で今の生活の中に活かせれば、いいなと思っていました。

そんな中で知ったのが、「KIMONO YARN」。

 

毛糸のように編むこともできるし、織ることもできるし、アクセサリーにすることもできます。

 

私は、アクセサリーとして、活かしてみたいと思いました。

 

先日は、赤紫色の「KIMONO YARN」を使って、お花のようにしたイヤリングを作りましたが、今回はクリーム色に緑や赤などの模様入りのものを使ってみました。

 

お花に合わせたのは、前回と同じくジャパンビンテージのガラスパールなど。艶やか〜。

 

使う生地の場所により、同じものはできません。

写真でもお分かりかと思いますが、左右違う柄の出かたになります。

 

ピアス金具はポストタイプ。サージカルステンレス製。

全く金属アレルギーが起こらないわけではありませんが、なるべくアレルギーが起こりにくい金具を使っています。

 

ちょっとレトロ感と華やかさを持つアクセサリーなので、振袖に合わせてつけていただくとぴったりだと思うなぁ。

 

着物に合わせていただくだけでなく、お洋服の時にも。

 

 

論より証拠。

ご自分の耳に当てたところを、一度ショールーミングボックスの中の鏡でお確かめください。