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和服の仕立てからお直しまで!和裁士の仕事とは?

 

 

和服の仕立てからお直しまで!和裁士の仕事とは?

 

 

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日常的に和服を着るという人は少なくなっているものの、七五三や成人式、結婚式などハレの日に着たり、夏祭りなどで浴衣を着たりなど、特別な日の装いとして需要を得ています。

 

和服をコレクションしている人だけでなく、和柄の小物などを好む人も少なくありません。

 

こうした需要から注目されるのが、和裁士です。

 

高い技術が必要とされる和裁士の仕事はどういったものなのでしょうか。

 

 

 

和服を仕立てる

 

和裁士の仕事は、和服を仕立てることです。

 

そもそも和裁とは、「和服裁縫」を略した言い方です。

 

和服は襦袢や長着、羽織、袴、浴衣、振袖などさまざまな種類が存在します。

 

それらを作り上げるのが、和裁士です。

 

 

伝統的な和裁技術

 

和服は反物を直線的に裁ち、組み合わせて作ります。

 

和裁は基本的に手縫いで行います。

 

和裁独特の縫い方や技法は数多く、そうした特殊技術を駆使して和服を仕立てるのが和裁士の仕事です。

 

丈が長いため縫う分量は多いものの、洋装よりも直線縫いが多いのが和裁の特徴です。

 

「運針」と呼ばれる指ぬきを使った縫い方や、表にも裏にも糸が見えない「本ぐけ」など、和装ならではの技術が必要とされます。

 

手縫いであるからこその技術が詰まっており、こうした技術は和装が一般的であった長い歴史の中で培われてきた伝統とも言えるでしょう。

 

 

着物を一から仕立てる

 

着物を仕立てる際、まずは依頼された反物に大きなほころびやキズ、色焼け、染めむらなどがないかチェックします。

 

これを「検反」と言います。

 

次に行うのは、見積もりです。

 

小紋で、全体に柄が散らばっている着物は、脇や背、おくみ、袖それぞれが隣り合う部位と柄がぶつからないように仕立てないといけません。

 

また、柄が片側に寄っているものや染め分けのものなどは、追いかけという方法で順番に持ってくるのか、わざと柄を離して裁断するのかなど、センスを必要とします。

 

そのため、生地端から、どのような順番で各部位を持ってくるか畳んでみます。

 

袖を2枚取ったあとに身頃を持ってくると柄がぶつかるなら、袖1枚の次に身頃を持ってくるなど、色々試す必要があります。

 

1回で、うまく柄がぶつからなく見積もりができればラッキーですが、生地の傷や、シミ、色やけなど色々なことでなかなかうまい見積もりができないと、結構時間を取られます。

 

また、身頃や袖、襟に続き模様がある振袖・訪問着・付下げなどは、仕立て上げた際に身頃や襟などの合わせ目の柄が一致するようにする必要があります。

 

綺麗に柄が出るよう柄合わせの結果をもとに、反物を裁断していきます。

 

続いて行うのが、身丈のへらづけです。着物は、基本的にはその方に合わせた寸法に仕上げます。裾線を揃え、身丈より長い分をあげとし、それをへらで印をつけていきます。

 

背の高い方や、元々身丈の短い着物の仕立て直しなどでは、あげをとることができない場合もあります。

 

その辺りはケースバイケースで、和裁士の腕の見せ所でもありますね。

 

身幅は、習った和裁学校により異なると思いますが、私の習った方法では、背縫いをしてから脇の身幅のへら印をつけます。

 

裁断が終わったら、縫製を始めます。

 

縫製の際にも、生地の織り方や種類により、均等な釣り合いや、裏と表のつり合いの加減が必要だったり、1mmにも満たない微妙な感覚を駆使して縫っています。

 

縫い終わったら、アイロンで仕上げをし、その後袷長着では押しという作業もプラスします。押しをしたらその後再度、シワなどの確認をし、納品します。

 

反物は1点物も多く、失敗が許されません。

 

繊細で気の張る作業が求められます。

 

また、反物から着物を仕立て上げる全ての作業に携わるため、和装についての深い知識と高い技術が必要です。

 

 

 

 

リメイクもこなす

 

和裁士ができることは、着物の仕立てだけではありません。

 

「体型が変わったから、今の体型に合うように直したい」「古い和服を修理したい」「子供に和服を譲りたいけれど、体格が違うからこのままでは着られない」という場合に、「お直し」をするのも仕事です。

 

 

お直しにも高い技術が求められる

 

お直しにはさまざまな技術が必要です。

 

経年劣化でできた縫い目のほころびを直す「ほころび直し」や生地がたるんだ際に行う「たるみ直し」、畳みジワなど生地にシワが出てしまった際の「仕上げ直し」、寸法を変える「寸法直し」などの技術が求められます。

 

中でも寸法直しは、直す場所により着物を元の布の状態に戻し、一から仕立て直す作業となることもあり、非常に大がかりな直しとなります。

 

 

指導者としての役割も果たす

 

仕立てやお直しだけでなく、和裁を教える指導者としての道もあります。

 

和裁所や専門学校、カルチャーセンター、個人教室などで教師や講師として和裁技術者を育成する役割を担います。

 

専門職として培った技術と経験を次の世代に受け継ぐ役割は、和装文化を持つ日本において非常に重要でしょう。

 

 

 

 

和裁士になるには

 

洗練された特殊な技術が求められる和裁士になるには、専門学校や大学などの教育機関で知識や技術を学ぶのが一般的です。

 

和裁専門のカリキュラムを組んでいる学校や、自宅で勉強できる通信教育講座のコースも選べます。

 

大学では和裁専門コースを設けているところも少ないですがあります。ただし、大学で和裁を習っただけでは、一人前の和裁士として仕事をこなせるほどの実務経験を積むことはできませんので、ご注意ください。

 

他にも、和裁所で見習いとして働きながら勉強する方法もあります。

 

 

和裁には国家資格がある

 

和裁の学校を探すに当たって、1つの目安となるのが和裁技能検定などの資格取得に対する姿勢です。

 

和裁においては、「和裁技能士」という国家資格があります。

 

和裁技能士は技能検定制度の1つであり、国家資格です。

 

和裁技術だけでなく着物や着付けの知識も求められます。

 

そのため、実技だけでなく学科試験も行われます。

 

実際に、和裁士として仕事をしようとすると、2級以上の資格を求められます。

 

ちなみに2級和裁技能士の実技試験は、袷長着の縫製です。

 

片袖と両身頃のおくみ付けまで準備し、試験会場で一斉に残りの片袖から両襟付け、まとめまで6時間で仕上げます。延長しても6時間半までです。はっきりは覚えていませんが、6時間を超えると確か減点だったような。

 

こうした国家資格を取得した上で、実際にお仕事を呉服屋さんにいただく前には、自分で縫った商品を見せてくださいと言われることも多いので、資格を持っているからといっても簡単にお仕事をいただくことはできません。

 

 

 

 

和服を扱うプロフェッショナル

 

和裁士という職業を初めて聞いた人もいるでしょう。

 

和裁士は、反物から着物や羽織り、コートなどの和装品を作り出す仕事です。

 

アパレルでは早くから労働力の安い海外に拠点を移し、価格を下げることに成功していますが、着物も同様の道を歩んでいます。

 

アジア各地に運ばれ、現地ワーカーの手縫いによる着物というものが、多々あります。

 

また、安い着物はミシンで縫われていることがほとんどで、着物の持ち味を失ってしまいます。

 

海外での和服の縫製は、いろんな事情から分業になっていることが多く、日本の和裁士のように、ひとりで裁断から仕立て、仕上げまで行うことはできないことがほとんどです。

 

手縫いならではの丁寧な仕事ぶりがうかがえる和裁士の仕事は、まさにプロフェッショナルと言えるでしょう。

 

ただ、現在、和裁士として活躍する人材を育成する学校が、昔より少なくなっていたり、反物から和服をあつらえるかたの減少など、和裁士を取り巻く環境も厳しい状況にはあります。

 

 

オリジナルの和装小物とアクセサリー|こまもの屋 結衣

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こまもの屋「結衣」では、かつて和裁士をしていたオーナーの経験や感性を活かして、和装をより華やかに楽しんでいただけるような帯留めやヘアアクセサリーといった和装小物を中心に、洋服でお出かけの際にもさりげないオシャレを演出してくれるアイテムを制作・販売しております。ぜひ当店であなたのお気に入りのアクセサリーを見つけて下さい。

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